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ドラム初心者のためのスティックのオススメの選び方

ドラム初心者のためのスティックの選び方
こんな人向けに発信します

ドラムのスティックを買いたいけど何を買えば良いのかわからないドラム初心者

この記事の内容
  • ドラム初心者のためのスティックの選び方
  • 練習パッド用とドラム用は分けましょう。
  • 使うスティックは1種類にしましょう。

ドラム初心者の頃誰しも直面する、「スティック何買えば良いかわからない問題」

楽器店に行けば何十種類といった大量のドラムスティックを目前にして悩んでしまいますよね。

僕も実際初心者の頃は何を買えば良いのか全くわからず、先輩に教えてもらいながら購入しました。今でも迷うことがありますし、ぶっちゃけスティックの種類も10種以上持ち合わせています。

そんな方に向けてスティックの選び方をまとめてみました。

ドラム初心者のためのスティックの選び方

ドラム初心者の際にスティックを選ぶ時のポイントというものが3つあります。

  • 重量
  • 材質
  • スティックの先端(チップ)の形

この3つのポイントを押さえておけば初心者から脱却しても、スティック選びに困る事は少なくなります。

しっかりじっくり自分にあったスティックを見つけていきましょう。

ポイント1 重量

スティックには様々な種類の形状が存在します。

材質、長さ、太さという3つの要素です。

これらの要素でスティックの重量が変わってきます。

材質に関しては後ほど述べますが、長さや太さを表す指標というものがドラムスティックには存在します。


TAMA タマ オーク・スティック 14mm ポピュラー・チップ 5A

上記のスティックはTAMA社のスティックですが、ポピュラー・チップという言葉の後に5Aと続いていると思います。

この「5A」こそがドラムスティックのサイズになります。

「5A」というのはメーカーが定めた標準のサイズのスティックになっています。

その他にも「5A」のスティックよりも太く、重たい「5B」というサイズや「7A」という「5A」よりも細く軽いサイズのスティックもあります。

初心者は5Aのサイズのスティックを選ぶのが良いとされています。

何故かというと、標準の規格ということは、ドラマーにとって叩きやすい太さだと言えるからです。

実際、僕は今でも5Aのスティックを使っています。何か大きな理由がない限り別の規格のスティックは買いません。

音量のコントロールや疲れにくさと言った様な操作性は、標準ということもあって抜群に良いのでオススメです。

しかし、メーカーによって重さや太さに若干の違いがありますので、その点留意されていれば良いかなと思います。

ポイント2 材質

ドラムのスティックは基本的に木を原材料として作られています。その木の種類にも何種類かあるんです。

大体のオーソドックスな材質といえば、メイプル、ヒッコリー、オークの3つがあります。

ヒッコリー

材質の中でよくドラマーが使うのがヒッコリーになっています。

ヒッコリーは、一番標準な硬さ、質量の材質になっています。その為、スティックの中で標準的なものになります。

僕も初心者から3年間ほどはこちらの材質のスティックを愛用させていただきました。

メイプル

メイプルは、柔らかく、軽く、音にクセがないため、ジャズを演奏する際によく使います。

この素材はスネアドラムの素材としても使われます。本当に心地良い音を奏でてくれます。

スネアドラムの素材として使われた時も、そのスネアドラムは柔らかい音を奏でてくれます。

僕も使用歴があり、吹奏楽でジャズ系のドラムを叩く時はメイプル製のスティックを使用していました。

結構ジャズで使われる方が多いみたいなので、ジャズをやりたいという方は購入を考えてみてはいかがでしょうか。

オーク

オークは、メイプルとは反対で硬く、重いため、非常にパワフルな音を奏でてくれます。

重ためのロックやメタル系のドラムを叩く時に僕は重宝していました。本当に力強い。

ただ、こちらに関しては難点があって、疲れやすい、音量コントロールが難しということがあります。

重いので激しく叩いたりすると腕が本当に疲れますし、BPMが速い曲になると腕がついていかなくなったりもします。

音量コントロールに関しては、小さい音を叩こうとしても、硬く重い為、大きい音が出てしまいます。

こういった理由もあって操作性がやや悪いので、初心者にはあまりお勧めではありません。

この様に材質にも種類がある為、スティック選びには困ってしまいそうですが、迷ったら一番標準的なもの、ヒッコリーのスティックを選ぶといいでしょう。

ポイント3 チップの種類

ドラム初心者の方にとってチップってなんぞやとお思いの方もいらっしゃると思います。

チップとはドラムスティックの先端の部分を指します。

このチップの種類にも複数の種類が存在します。画像をペタペタ貼っていきますが、そのスティックの先端を見ていただければわかると思います。

上記3種類のスティックを見ていただければお分かりだと思いますが、チップの形が少しずつ違いますよね。

一番上のスティックはナイロンチップと言って樹脂性のチップになっています。シンバル系を叩く時に音が繊細になります。

二つ目のスティックはボールチップと言って、このボールチップにも種類があるのですが、そこは割愛させていただきます。ボールチップはリズムがより繊細に聞こえやすくなるという特徴があります。よくロックで使われます。

3つ目がポピュラーチップと言って一番ありふれた形のチップになります。これは打面に対してのスティックの角度によって音色が変わるため、表現力や幅を効かせたジャンルで多用されます。よくジャズで使われます。

練習パッド用とドラム用は分けましょう

ドラムスティックは練習パッド用として重いスティック、ドラム用は5Aのヒッコリーのスティックに分けてください。

何故かというと、練習パッドで練習する際はドラムで叩く時の感覚習得、リズムの練習、手首のトレーニングという大事な要素が含まれているからです。

練習パッドについての記事でも書きましたが、叩いた時の反発のイメージ習得がドラム初心者にとって一番重要です。そのためにも練習パッド用としては重いスティックを使うことでより強い反発力を得られ、反発のイメージを最短で習得できるからです。

僕も実際、中学時代吹奏楽部に入部し、打楽器を担当した頃ものすごい重いスティックを買わされた経験があります。軽いスティックより練習してる感が強くて、8ヶ月後にはBPM168程度の16分音符が叩けるようになっていました。

BPM168=XJAPANの紅より早いBPM

XJAPANの紅=BPM160

なので、早く上手くなりたいのであれば練習パッド用に重いスティックを一択で選びましょう。


PLAY WOOD プレイウッド トレーニングスティック TR-AA

上記のスティックが僕を短期間で叩き上げたスティックです。笑

ドラム用のスティックとしては5Aのヒッコリー材のスティックを選ぶと良いでしょう。


TAMA タマ ヒッコリー・スティック 14.5mm ポピュラー・チップ H2145-P

もうちょっと力強い音色が欲しいとか、柔らかい音が欲しいとなったら他の種類のスティックに手を出す。これが一番スティックに関して知識を習得できる近道だと思います。

例として一つずつあげましたが、練習パッド用に紹介したものはドラム用のと比べて約2倍の重量があります。重ければ重いほど、手首の鍛錬にもなりますし、反発の感触をつかみやすいので、このように使い分けましょう。

使うスティックはまず一種類

ドラムという楽器に慣れるまではまずドラムに使うスティックは1種類に絞りましょう。

無理して絞る必要はないかもしれませんが、あまり初心者の頃から何種類も持っていても意味はありません。まず一種類のスティックを知って他のスティックを知るという順序で練習しましょう。

使うドラムのスティックとしたら先程述べた、5Aヒッコリーのスティックで全然問題ありません。

僕もスティックは最初1種類しか使えなくて、そのスティックの特徴を理解するのに3ヶ月は最低でもかかりました。一時期その他のスティックにも手を出しかけていましたが、手をつけていたら、もっと期間が長くなっていたでしょう。

確かに、たくさんのスティックを使うことでスティックの違いを理解できるという方もいらっしゃると思います。

もちろんそうです。全然正しいと思います。

ただ、初心者にとって大事なのは、ドラムに向き合うこと。ドラムを練習することです。スティックを研究するのはもう少し先の事なので、スティックに頼る癖が付いてしまうと、スティックコントロールが欠如します。

そういう点からも、初心者のドラマーは使用するスティックを1種類に絞って練習しましょう。

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